http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/column/20090423/532219/?P=2
で懐かしい名前に目がとまった。長文コメントをよせた三浦昌人さんってたぶん昔のYDA非常勤仲間じゃないかな。今回は建築ジャーナリズムや建築の主流と実務や施主の狭間や距離について様々な立場の人が興味深く読める記事になっていると思う。
芋づる式に日本の建築系サイトなど久しぶりにチェッックしてみる。
歳を重ねる建築士によくありがちなことに、最近雑誌(新建築、GA、a+u など)を見なくなった、というのがあって、忙しくて見る暇がなくなってくるというのもあるし、情報を追うのはきりがないというのもある。ある程度の情報量を蓄積した後は独自の探求をして情報を発信する側に回りたいというのもある。とは言え、やっぱり業界の動向は定点観測して自分の立ち位置を計り直してみることは必要だと思う。
日本を留守にしている間に
「建築系ラジオ」http://tenplusone.inax.co.jp/radio/
なんてpodcastがはじまってたんですね。
学生向けだけど、コアメンバーは世代が近いので、同世代や下の世代が今何を考えているのか、ちょっとは刺激になる。
それにしても最近の学生は恵まれている。
僕らが学生の頃は、こんなpodcastもインターネットもなかったから、講演会に行ったり、興味のある建築家を訪ねたり、高価な本を買いあさったり、海外の雑誌を定期購読したり、自分の足で情報を収集しなければならなかった。最近は卒論、卒計の指南本もあれこれありそうだし、「建築学生のハローワーク」なんかもある。
一方で自分で考えもせず、安易に人に聞いたり、ネットに頼り切ったり、それ以前の問題として「習ってません」とか開き直る学生も多くなってそうだけど。。。パソコンがなかった世代は大人になってから自分でマニュアルを読み解き覚えるしかなかったんだから。常に新しいものがでてくるから学校っていうのは学び方や学ぶ契機、人が出会う場に過ぎない。

「岩佐明彦インタヴュー 内部化する郊外をめぐって ニュータウン、ロードサイド、地方都市」の中で話題にあがっていた大潟村をgoogle mapで見てみる。コンピュータ基板のような俯瞰。今自分が探求すべきテーマは何だろう?と気持ちを新たにする。