
週末、エルジェムの音楽祭に行って来た。ローマ時代のコロセウム(世界遺産)の活用例。
http://www.festivaleljem.com/
エルジェムはケロアンから南東へ70kmほどの街なのだけど、直通のバス、ルアージュがないので、スース経由で行くことになり、4.2+4.1=8.3D(約830円)で2時間ちょっと。チュニスに行くのとかわらないくらい。余裕を見て午後3時にケロアンを出て、5時半頃会場近くのHotel Juliusにチェックイン。
昼間の車での移動は蒸し風呂なので、シャワーを浴びて、ホテルのバーでビールとジン。周囲を見れば、チュニジア人酒飲みまくってるじゃない!ケロアンでは見られない光景。外に出て、軽くチャパティっていうのか卵焼きはさんだ薄焼きパンを食べて、会場へ。空が暗くなる夜9時から11時半まで。知り合いからワインをいただいたりしていたら、開演間際にものすごく気分が悪くなり、座ったまま立ち眩みで意識が飛びそうになる。斜め後ろのヤツが煙草吸ってるのがまだ辛い。煙草は嗜好品だからしかたないけど、オレの風下で吸ってくれよ。っていうか、日本だったらこういうとこでは禁煙でしょ。
休憩時間に横になったりしながら、プログラムはなかなかよかった。舞台両側に大きな篝火、長て方向に舞台を設え、背後の各段開口にも小さな篝火が揺らめき、空には月が中央に、終盤に向って右手へ移動して行く、スポットと合わせてライティングはいい雰囲気。7、8割方知っているクラシックの名曲でオペラあり、バレエあり、観客としては動きのあるバレエが高さあり、キレあり、見ていて華やかで楽しい。
コピーCD、DVDしかないようなこの国で、やっぱり生の芸術は心が洗われる。
教訓:コンサートの前に酒飲むべからず。