
2月08日のエントリーの続き
地下室をつくる場合、地盤を掘削するのに、敷地が広ければ斜めの法面を残しながら掘り進んでいけばいいが、都市部で隣地が迫っている場合は垂直に掘り進めなければならず、土が崩れてこないように山止めをする必要がある。
鋼板やコンクリートの山止め工法を見かけることが多いがこの現場では木製の板を使った親杭横矢板土留め壁。H形鋼などの親杭を、1〜2m間隔で地中に打ち込み、厚さは3〜6cm 程度で幅は30cm の松材の横矢板を挿入していく。
奥の住宅を支える地盤の土圧が視覚的に迫ってくる緊張感。当事者は埋め戻しするまで気が気じゃないだろう。