アラビア語は1%くらいしか分からないが、ストーリーはだいたいわかった。
まずあれ?と思ったのはミツバチって6本足じゃない?ってこと。
みなしごハッチは足何本だっけ?と思わず画像検索したら4本だった。
虫を擬人化するのに中足がブラブラしてるのはかっこが悪いということか?
ストーリーはたぶんこんな感じ。
ハチの少年が学校を卒業して、ニュヨークの街に出て行き、花屋の姉ちゃんと友達になる。ある日、スーパーで蜂蜜が売られているのを見て、仕入れのトラックを追跡して養蜂の現場を目撃。人間がミツバチを搾取していると裁判をおこして勝訴。養蜂所から大量の蜂蜜がミツバチの巣にもたらされ、ミツバチ達は働かなくなる。すると街中の草木が受粉できずに枯れてしまう。花屋の姉ちゃんも廃業に追い込まれ、どこかの街の植物園(遊園地?)から大量の花を空輸してミツバチ達が花粉を集め、ミューヨークの街に散布して緑が再生する。
人間が一方的にミツバチを搾取しているのではなく、人間も食物連鎖の一部、生態系のバランスに参加してるのだという教訓なのだろうか?
これを先進国と途上国の関係にオーバーラップさせてみるのは飛躍すぎるか?国際協力の現場にいてそれ系のドキュメントに目を通す機会が多いわけだけど、数十年に渡る国際援助の歴史にして未だ現状がこうってことは、世界の貧困撲滅というのは無理な話で貧困層から富裕層にいたるそれぞれの階層にはそれぞれの役割があると考えた方が普遍的な真理なんじゃないかという気さえしてくる。
あまりにもひずんだ階層のグラデーションはもちろん是正しなければならないと思うが、途上国の人たちがみな先進国と同様の生活をするようになったらどうなるか?現在の食糧、資源、エネルギーの高騰が世界の人口爆発ではなく中国、インド、ブラジルなど新興国の成長が主要因であることを考えればあり得ない妄想に思われる。途上国援助の川上にいる人たちは世界の最終形としてどんなヴィジョンを持っているのだろうか?
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